ナース 制服に少しあこがれる
ナース 制服に憧れていた時期がある。小学校低学年くらいだったと思う。私はよく病院へ行っていた。耳鼻科は特にお世話になっていた。その病院では、私は顔見知りになっていた。看護師さんも私が行くと、名前を覚えていてくれるくらいだった。私は最初の先生の診察が大嫌いだった。あの診察のイスに座るとドキドキしたものだ。喉を見て、鼻の奥をみて最後に耳をチェックされる。喉の奥に薬を塗られるのだが、それがとても苦しい。普段触られることのない敏感な場所に、無理やり塗りつけられるのだ。その時はいつも看護師さんが支えてくれていた。その後、鼻から薬を蒸気で吸収するのだ。砂時計で時間をはかる。その間、看護師さんの仕事をじっと見る。忙しそうに薬を準備したり、先生の指示に従って動いている。大変な仕事だなぁと思った。白い制服が、子供にはとてもかっこよくみえた。ちょっとつけてみたいなと思ったのはナースの帽子だ。それから、看護師の仕事がどれだけ大変かだんだん分かるようになって成りたいという気持ちは薄れていった。人の生命に関係するような責任のある仕事は私には無理だと思ったのだ。今はスカートだけではなく、パンツ姿の看護師さんも多いが、やはり白いあの昔ながらの制服は今みてもかっこいいと思う。
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